裸忍者の旅日記

通勤用に買い求めたバイクに魅せられて半年。よたよたしながらものんびり気ままに走っています。

Sort by 長距離ツーリング

Category: スポンサー広告  

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: 長距離ツーリング  

もう一つの日本の端(南大東島)

47都道府県をVersysで巡ってみようとすると、最大の難関は沖縄県になるでしょう。
私の住んでいる近畿圏から考えると北海道も地理的には遠いのですが、新日本海フェリーがとても利用しやすいので、北東北よりもむしろ行きやすいぐらいです。
何よりも北海道はツーリングのメッカでもあり、私自身も3年連続北海道に行っていたりします。
振り返って沖縄ですが、フェリー移動が利用しにくいのと、そもそも沖縄の島々がそれほど広大ではないので、バイクを持っていこうと考える人もかなり少ないと思われます。

今年(2014年)の6月後半にまとまった時間が取れたので、一番行きにくいだろう沖縄に行くことにしました。
近畿圏からバイクを連れて行く場合、マルエーフェリーの阪神航路を利用するのが一番現実的な方法です。
ただ阪神航路、大阪港から那覇港まで2泊3日もかかるうえ、就航している船舶が琉球エキスプレス一隻しかないので、一月に6便ぐらいしかありません。
別の目標である「日本の端っこに行く」に照らし合わせてみると、与名国島や波照間島に行くのが筋ということになりますが、2014年現在、沖縄本島から八重山方面に船で行く方法はありません。
一応貨物としてバイクを別送する方法もありますが、それもなんか興ざめな感がします。
それならばと、地理的な端に行くのではなく、物理的にバイクと一緒に行ける端に行くことにしました。

それが今回の旅の目的地である南大東島です。
亀池プール
南大東島亀池港

全国の天気予報でよく聞く大東島地方に属する南大東島ですが、沖縄本島から東に360キロキロほど離れた場所にあります。
現在は飛行機も飛んでいますが、海上の移動手段として、貨客船の「だいとう」が那覇の泊港と大東島地方を15時間で結んでいます。
この「だいとう」はフェリーではなく貨客船なのでコンテナに入れての輸送になるのですが、同じ船に乗っていくことが可能です。

南大東島北港
南大東島北港

南大東島、そして北大東島もですが、ある程度のサイズの船が接岸できる突堤を有した港がありません。
岸壁も完全に外洋に面しており、完全に接岸して船を固定できないそうです。
ですから、南大東島の港に船が付くと、人も貨物もすべてクレーン車につるされて乗り降りします。

クレーン下船
大東島名物クレーンでの下船

このクレーンでの乗下船が島の名物になっていています。
たった10秒程度の体験ですが、他では味わえない貴重なものになりました。

クレーンでの積み下ろし
荷物も車も人もクレーンで

当然貨物もクレーンでの積み下ろしになります。
島の人の話では、露天に積まれた車は塩が全体に付着しているので、島に着いたら洗車をしなければならないそうです。
私のVersysはコンテナ輸送だったので洗車の必要はありませんでした。

南大東島上陸100周年記念
南大東島到着証拠写真

南大東島に来た証拠の写真を残しておきます。
考えてみれば、この写真を撮るためにはるばる海を越えてやってきたようなものです。

海軍棒プール
海水浴場はこんな感じ

南大東島の海岸すべてが断崖になっていて、砂浜らしきものは全くありません。
ですから海水浴場と呼ばれるものも、岩場を掘り込んでプール状にしたものになります。
島から数キロ離れたら、1000mを越える深度になるそうで、海の色の深さも他の地域では見られないほどです。
海底地形がそんな状態なので、氷河期などで海面が低下した時期でも一度も他の陸地とつながったことがないそうです。

南大東島パノラマ
南大東島のパノラマ(画像をクリックしてください)

周囲を海に囲まれて、一度も他の陸地とつながったことの無い南大東島ですが、島の内部は非常に平坦です。
その光景は絶海の孤島とはとても思えないものです。
しかも、島の周辺部の標高が高く、中心にいくほど低くなる盆地のような構造になっているので、島の内部にいる限りほとんど海を見ることができません。

秋葉神社付近
美瑛のような光景(秋葉神社周辺)

さながら北海道の美瑛とか富良野に来たような錯覚に陥ります。
100年ほど前から開拓が始まった、南大東島の農業は戦前はサトウキビのプランテーションだったこともあり、大規模近代農業が中心です。
平坦な土地に、広い耕作面積を持ち、大型機械を導入しての農業は北海道の農業に通じるものがあるのかもしれません。

オヒルギ群生地
オヒルギ群生地

南国ならではの風景もあります。
島の中心にはオヒルギと呼ばれる内陸性のマングローブが群生しています。
この辺りは、東南アジアやフロリダの湿地帯ような感じがあります。

バリバリ岩
バリバリ岩

島の北端にはバリバリ岩と呼ばれる、その名の通り岩の裂け目があり、このあたりは熱帯雨林そのものです。
毎年すこしづつ岩の裂け目が広がっているらしく、この島が動いている証拠なのだそうです。

星野洞
星野洞

地面に潜ると、神秘的な地下世界が広がっています。
数多くの鍾乳洞があるそうで、星野洞は気軽に入れるものの一つです。
規模はそこそこですが、かなり見ごたえがあり、しかも見学客が少ないというかほとんどいないので一人で洞窟を満喫できます。
周辺の住宅整備に伴い破壊が進む沖縄本島の玉泉洞よりも状態が良いのです。
観光地として有名になれば人が来て、お金が落ちて、維持ができるようになるのでしょうが、それによって破壊が進むのは複雑なものがあります。

塩屋海岸プール
塩屋海岸プール

途中から、南大東島の観光案内みたいになってしまいましたが、島内はバイクでのんびり走って20分ほどの規模です。
とはいえ、公共交通手段が全くないので移動の足があるのはいろいろ周れてよかったです。
バイクをわざわざ持っていく手間を考えたら、現地でレンタルカーを借りるのが現実的だとは思います。

夕日の広場
南大東島の夕日

島の周りは遮るものが全くないので、晴れていれば夕日もばっちり堪能できます。
このときは海岸線に雲が出ていて日が沈む瞬間はとらえることができませんでしたが。

夕日の丘
南大東島の夕日とVersys

バイクとともにいける物理的な最果てと勝手に決めつけた南大東島でしたが、行ってみると結構楽しかったです。
北海道のように何百キロを何時間もかけてのんびりバイクで楽しむという場所ではなく、南の小さな島ではありますが、歩いて回るには規模が大きく、自前の移動手段があるのはあちこち気軽に行けて、島中を堪能できたと思います。
南大東島も派手な観光地があるようなところではありませんが、俗化されていないのんびり感があり、機会があればもう一度訪れたいと思います。
もっとも、その時は飛行機とレンタカーを利用するとは思いますが。

スポンサーサイト
Category: 長距離ツーリング  

嵐の後に

果無二年目
(果無とVersys)

 報告が遅くなりましたが今年のGWに1泊で串本にツーリングに行ってきました。今年、西国三十三ヵ所巡礼をバイクでやってみようと思い立ちました。せっかく巡礼するなら1番札所から順番に行ってみようと思ったのですが、その1番札所の青岸渡寺が実は大阪から一番遠かったりします。もちろん頑張れば日帰りも可能ですが今回は無理をせずにのんびりと行くことにしました。
 さすがにGWなので湯浅御坊道路はすさまじい渋滞が予想されます。そのため行きは、国道168号線を利用して十津川村をぬけることにしてたのですが、出発の前日が大荒れに荒れて、那智勝浦のあたりに洪水による避難指示が発令される始末。場合によっては十津川方面が不通になる可能性もあり、出発当日の朝まで阪和道経由で行くか、十津川経由で行くか判断に困りました。10時過ぎまで様子をみて、十津川方面がOKだと確信が持てたので、少し遅い出発となりました。
 十津川は去年の台風12号で大きな被害をこうむりましたが、道は完全に新宮までつながっていて、快適に走ることができます。それでも所々に昨年の傷跡が残っていて台風のすさまじさを感じさせられました。出発が遅かったのですがそれでも1時ごろには十津川に到着。道の駅でお弁当を買って果無で昼食をとることにしました。
 果無は昨年ER-4nで訪れて以来1年ぶりの訪問となります。観光客の足は以前ほどは戻っていないそうですが、少しずつもとの生活が戻ってきているようで安心しました。

2年目の果無ER-4n
(1年ぶりの登場)

 ちなみに今回はER-4nも一緒です。長らくご無沙汰でしたが別に売却したわけでも休眠状態だったわけでもなく、家族が使っているわけでして、今回は一緒にお遍路さんをまわることにしました。
 十津川からは和歌山県に入って一気に新宮を目指します。昨日の大嵐は紀伊半島の山々の東側で激しかったらしく、奈良県側よりも和歌山県側のほうで片側通行の部分がたくさんありました。
 避難勧告の出ていた那智勝浦も無事通り抜け、無事青岸渡寺に到着できました。

青岸渡寺と那智の滝
(青岸渡寺と那智の滝)

 家を出るのが遅かったため、青岸渡寺に到着したときには4時をまわっていました。結果的には雨にもほとんど遭わず、渋滞にも遭わず快適な道のりでしたが、青岸渡寺の本堂があいている時間を過ぎてしまっていました。最終的には御好意で御朱印を頂くことが出来、当初の目的を達成することができました。

青岸渡寺御朱印
(青岸渡寺の御朱印)

 那智の滝は昨日からの雨で水量がとても多くなっていました。

水量の増えた那智の滝
(水量の増えた那智の滝)

 それよりも昨年の台風のためか、昨日の嵐のためか判りませんが滝つぼには流木が大量に散乱していました。

 那智の滝と嵐の爪痕
(那智の滝に残る災害の傷跡)

 那智の滝を終えた後は串本に向かいます。那智の滝と串本は地図上はそれほど遠くありませんが、実際に車で行くとかなりの距離で、1時間以上かかり、8時前に到着する羽目になりました。最終的には大阪を出発してから9時間も外にいた計算になりますが、物見遊山でのんびり走ると1日に200キロ超ほど走れればよしとすべきなのでしょう。

宿に到着したVersysとER-4n
(宿に到着したVersysとER-4n)

 久しぶりに和歌山方面へのツーリングとなり、頑張れば日帰りも可能な距離ではありましたが、あまりせかせかしない旅もなかなかいいものでした。

(2011-05-15)

Category: 長距離ツーリング  

雪中行軍瀬戸内紀行 後編

竹原の街並みとVersys
(竹原の街並みとVersys)

 中編からかなり時間が経ってしまいましたが、瀬戸内紀行の後編です。そろそろ続きを書かないと記憶が怪しくなってきそうです。
 昨日の大崎上島の宿は、島の東海岸にあり目の前の海から朝日が昇るはずです。そんなわけで、またもや暗いうちから起きだして朝日が見えそうなめばる港に行ってみました。

めばる港の朝日
(めばる港から見た朝日)

 水平線方向には雲が出ていて、空が明るくなってもなかなか太陽を見ることができませんでした。

めばる港の漁船
(めばる港から漁に向かう漁船)

 朝日はまともに拝むのは無理でしたが、めばる港から朝一の船で竹原に向かう人たちや、朝もやをついて漁に向かう漁船など、島の生活の一端を垣間見ることができたのは思わぬ収穫でした。

竹原上島フェリー
(大崎上島と竹原を結ぶフェリー)

 朝ごはんを済ませた後、竹原にわたるためにフェリー乗り場に向かいます。朝行っためばる港は人間専用の高速船乗り場で、フェリーが発着するのは垂水港か白水港です。私が乗る8時半のフェリーは垂水港からでした。
 
竹原行きフェリー内部
(フェリー内部)

 大崎下島と上島の間を結ぶフェリーに比べるとかなり大きな船体です。それでも瀬戸内海の短い船旅なので、バイクをロープ等で固定することはしないようです。
 
軍艦島
(軍艦島)

 竹原へは30分ほどで到着します。途中日本一の鉛の産出量を誇る契島が見えます。別名軍艦島とも呼ばれているらしく、島全体が鉱山の建物で覆われていて自然物の要素が全く見当たりません。見る角度によっては本当に軍艦にも見えます。

竹原の全景
(竹原の町)
 
 竹原はこのあたりの中心都市ではありますが、小さくまとまった落ち着いた雰囲気の街です。高い建物もほとんどなく、せわしない印象はありません。とはいっても海側には大きな火力発電所があったりと、昔ながらの部分と工業化された部分が混在しているのが、まさに瀬戸内独特の不思議な雰囲気を醸し出しています。

竹原のサンザシ
(竹原歴史地区) 

 竹原港から竹原の歴史地区まではバイクで5分ほどで到着しました。歴史地区は数100メートルほどの古い街並みが残る通りを中心とした範囲に固まっていてそれこそ人間の足だけで十分回れるぐらいです。 

竹原の氷の張った水たまり
(凍った水たまり) 

 寒い日の朝のせいか観光客の姿もほとんどなく、町そのものはとても静かなたたずまいでした。良く晴れていて風もなく穏やかな感じでしたが、小さな水たまり等は完全に凍っていて気温はかなり低いのがうかがえます。

西方寺階段
(西方寺普明閣への階段)

 歴史地区の東側は一段高くなっていて、西方寺などの寺院が建っています。

普明閣
(普明閣)

 有名な普明閣もこの高台にあります。京都の清水寺をモデルにしたそうですが、雰囲気はかなり違います。

普明閣2
(普明閣の庭)

 ここも完全な貸し切り状態。寒い日の朝はどうしても足が遠のいてしまうのでしょうか。その分静かな時間をt堪能できました。

普明閣から眺めた竹原
(普明閣から眺めた竹原)

 この普明閣からの眺めは最高で、歴史地区を含め竹原の市街地をほぼ一望できます。

竹原の竹細工
(竹原の竹細工)

 街そのものは1時間もあれば一周できます。今回は街の探索の間、観光の人を一人も見かけませんでした。そのため、竹原の街を一人占めできた気分です。寒い日でしたがこの時期に竹原を訪れたのは正解だったかもしれません。
 結局11時ごろ竹原を出発することになりました。思ったよりも早く竹原を出ることができたので尾道か鞆の浦でも寄ってみようかとも考えたのですが、ちょうど三原に差し掛かったころに雪が降り始めました。今後天候が悪化する可能性もあるので、少し早かったのですがそのまま大阪に向かうことにしました。
 その後はというと、岡山県内の山陽道ではほぼ全面雪と風。幸い積雪や凍結までは至らなかったので、何とか抜けることはできましたが、バイクのスクリーンとヘルメットのシールドに雪がびっしりとついてしまいました。
 姫路に差し掛かったころには雪からぬけることができたのですが、なかなかスリリングな体験ができました。こんな天気の日にバイクで突っ走るバカは私ぐらいのものでしょう。できれば今度はもう少し穏やかな時期に山陽道を走りたいものです。

(2012-03-04)


12345678910111213141516171819202122232425262728293011 < >
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。