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裸忍者の旅日記

通勤用に買い求めたバイクに魅せられて半年。よたよたしながらものんびり気ままに走っています。

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Category: 長距離ツーリング  

2011年北海道初体験の旅4 摩周湖・開陽台・知床半島

(4日目 快晴)

羅臼岳とVersysモノクロ
(羅臼岳とVersys)

 今日は、阿寒湖の朝日を拝もうと朝5時に起きて出かけることにしました。

朝の阿寒湖温泉
(霧の中の阿寒湖温泉街)

 外が寒いのはまあ当然として、温泉街は霧が立ち込めていました。なんかいやな予感がします。

朝の阿寒湖
(朝の阿寒湖)

 案の定、阿寒湖は完全に霧の中でした。昨日の旭川でも朝は霧の中だったことを考えると山間部の湖で霧が立ち込めるのは当然といえば当然なのでしょう。本来なら日が昇って霧が晴れるタイミングまで待つのがベターなのかもしれませんが、運転に支障をきたしてもいやなので適当に切り上げることにしました。
 今日は早めの8時に出発です。外の霧はすっかり消えて、今日も雲ひとつない空が広がっていました。本日は知床半島のウトロまで移動するつもりです。途中、摩周湖や屈斜路湖なんかを見ながらのんびり行くつもりです。少し気になるのが明日から天気が下り坂で、雨になるかも知れないということ。景色の良いところは晴れているうちにに巡るのが吉かもしれません。

裏からの雄阿寒岳
(双岳台から見た雄阿寒岳)

 摩周湖に向かう途中、双岳台で記念撮影。一人旅なので自分の記念写真は一枚もないのに、Versysの記念写真ばっかり増えて行きます。
 阿寒湖を出発した時は雲ひとつなかったのですが、弟子屈町の街中に入ると少し雲が出ていました。摩周湖方面も雲がかかっています。摩周湖はなかなか姿を見せてくれないらしいので、こんなに天気が良くても難しいのかもしれません。
 とはいっても行かなければ話にならないので、摩周湖第一展望台に向かいます。山を登って行くと結構霧が立ち込めていました。ですが、駐車場にVersysを停めていると、警備をしている人からついさっきから湖面の霧が晴れてきていると教えていただきました。

摩周湖
(摩周湖)

 少し霧が残ってはいますが対岸のカムイヌプリまではっきりと見えるさまはまさに壮観です。これで曇っていたり雨が降っていたりしたら、たとえ摩周湖を見渡せたとしてもかなり印象が変わるのでしょう。もちろん他の天気でもそれぞれ魅力があるとは思いますが、少なくとも青空のもとで見られた魔周ブルーはとても印象的でした。
 湖の後屈斜路湖方面に行こうと思っていたのですが、中標津町方面からいらしていたご夫婦から、今朝の開陽台からの眺めは最高だと教えていただきました。開陽台に関しては明日の予定ではあったのですが、なにぶん明日からは雨の予報。それならば晴れた日の絶景を見ようと、予定を変更して中標津町方面に向かうことにしました。
 開陽台までは1時間ほど。弟子屈を過ぎるといきなり平野が広がり、北海道特有の直線道路が続いています。

開陽台
(開陽台)

 開陽台からの光景は、「地平線が丸く見える」のうたい文句が嘘でないことをしめしてくれました。
 
開陽台駐車場
(開陽台駐車場)

一面が雪に覆われた季節に開陽台から見渡せる景色もおそらく素晴らしいものでしょう。バイクで来るのはやめた方がいいでしょうが。

北19号道路とVersys1
(北19号道路)

開陽台と来れば、北19号道路に抜けるのがお約束です。地元の人にとってはまっすぐな道の何が嬉しいんだといった所でしょうが、せせこましいところに住んでいる身としてはやっぱりはしゃいでしまいます。

北19号道路2
(開陽台方面)

 有名どころとはいえ9月末の平日のためか、殆ど車が通りません。ここで渋滞の列が地平線まで続いていたら、印象は違ったものになったでしょう。
 北19号道路の後は、屈斜路湖方面には戻らず、知床半島に直接向かうことにしました。国道335号線を北上して、羅臼から知床横断道路を抜けて、ウトロにいたる行程です。

羅臼岳とVersys2
(知床峠のVersys)

 知床峠を越える間、本当に雲ひとつない快晴で羅臼岳が眼前に広がります。峠の駐車場で写真を撮っていると、行きの日本海フェリーでご一緒したタンデムツーリングのご夫婦と偶然再会することができました。私とは逆にウトロから羅臼方面に向かうのだそうです。
 羅臼岳に別れを告げて、ウトロに向かいます。今日はウトロの宿に予約をしていたのですが、到着した時点でまだ1時過ぎでした。このまま網走ぐらいまで行って帰ってきてもいいのですが、せっかく天気もいいことなので、知床五胡の散策に向かうことにしました。

知床五湖二湖
(二湖)

 日本的には地の果てになるのでしょうが、駐車場が満杯になるほどの人出です。こちらはバイクなので駐車場の混雑はあまり関係ないのでありがたいです。
 トレッキングを始める前に、簡単なレクチャーを受けるのですが、その話の中心は、「熊に出会った時の対処法」です。その話の中で最終手段として、「首の後ろを手で押さえて地面にうつ伏せになる」というのが紹介されていました。こうすれば生き残れる確率が高くなるという研究結果が出ているそうです。とどのつまり襲われてしまえばどうしようもないということなのでしょうか。
 
知床五湖五湖の紅葉
(知床五湖の紅葉)

 知床の山並みや紅葉が湖面に映るのが知床五湖の定番なのですが、夕暮れが近付くにつれ少し風が出てきたのでなかなか湖面が安定しません。風が止むのを待っていくつか写真を撮りました。

知床五湖のエゾ鹿
(疾走する蝦夷鹿)

 何か動くものがあると「熊かな?」と思ってしまいます。大概は蝦夷鹿なので、「なあんだ」と思ってしまいます。熊に行き会うのは洒落にならない状況なのですが、レクチャーで散々熊の話を聞いたために、なんか期待してしまっているようです。
 トレッキングがおわって駐車場に戻ってくると、夕暮れ近くになっていました。この時はカムイワッカの滝まで道が解放されていたのですが、暗くなるのも嫌なので宿に帰ることにしました。

ウトロの夕暮れ
(ウトロの夕暮れ)

 夕食にも早かったので、一端宿に帰って休むことにしました。
 部屋でごろごろしていると知らない間に寝てしまっていたようです。気が付くと外は真っ暗になっていました。夕食が付いていなかったのでウトロの街中までバイクで行くことにしました。
 それは良かったのですが、途中真っ暗な交差点で砂がつもっていたの気づかず後輪がスリップしてひっくりかえってしまいました。その時左足をしこたま打ってしまったようで夜になってかなり腫れ上がってしまいました。もし明日の朝まで腫れが引かないようだったら、場合によってはここでツーリングをやめなければならないかもしれません。いずれにせよ明日の朝判断することにします。

(2011-12-08)
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