裸忍者の旅日記

通勤用に買い求めたバイクに魅せられて半年。よたよたしながらものんびり気ままに走っています。

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ヨーロッパドライブ~第12章 雲に浮かんだ共和国~

12日目(曇り)
空の上のサンマリノ1
(サンマリノの城塞)

 鉄道旅行のように時間に縛られない旅行というのも気楽でいいものです。朝もゆっくりと起きることができるし、食事もゆっくりすることができるので、気持ちに余裕ができたような気になれます。いつもどおり8時に朝食を済ませた後、余裕を持って9時には出発することができました。今日も天気はあまり良くありません。昨日よりましだがいつ雨が降ってくるかわからないような天気です。
 今日の目的地はウルビーノ。オルヴィエートからアウトストラーダのA1線に乗って北上してアレッツォまで行き、そこからスーパーストラーダのSS73線を東にひたすら進むとウルビーノに着くはずです。オルヴィエートはローマとフィレンツェを結ぶ幹線沿いにあるので、町の真下をA1線が通っています。逆にすぐに高速に乗れてしまうので、町の全景を眺める暇すらなく、北へ向かうことになりました。
 アウトストラーダのA1線は有料高速なのですが、古いせいか道の状態があまり良くありません。主要幹線道路の割には2車線しかなく、しかも路肩がほとんどない狭い道です。しかも例のごとく大型トレーラーが爆走しているので緊張の連続でけっこう疲れます。
 アレッツォでアウトストラーダを降りて、そこから東に向かいます。ここからはアペニン山脈越えとなるので山道となります。途中までは高速道路となっているのでそれほど問題なく走れるのですが、途中から一般道になります。
 さらに、サンセポルクロからは、急勾配と急カーブが続く完全な山道となりました。

ウルビーノへ向かう道
(ウルビーノへの山越えルート)

 ギアを2速と3速を入れ替えながら、狭い山道を登って行きます。対向車もほとんどなく、一台の車が先行しているぐらい交通量はありません。周りはまだ残雪が残っています。コートダジュール以降、今が春前だということを忘れていましたが、やはりヨーロッパの春の訪れはまだ先のようです。
 突然先行していた車がUターンして戻ってきました。みると雪で道が閉鎖中のようです。

ウルビーノへの道閉鎖中
(雪で閉鎖中の道)

 日本のように交通情報の表記は全くありませんが、さすがに言いたいことはよくわかります。GPSの情報では標高は1000メートルぐらいです。これは山越えルートは避ける方が無難だということなのでしょう。
 これではどうしようもないのでいったん麓のサンセポルクロまで戻ることにします。ここからウルビーノに行くとすれば、ペルージャまで戻ってスーパーストラーダSS76線でアンコーナまで出て北上するか、チェゼーナまで北上して南下するかどちらかになります。とはいうもののなんかウルビーノに行くのも気が萎えてしまいました。そこで気分を変えてウルビーノの北にあるサンマリノに向かうことにしました。
 サンマリノは学生時代に一度訪れたことがあるので、2回目の訪問となります。かなり期間を開けての2度目の訪問もたまには悪くないだろうということで、行きなり目的地変更です。
 サンマリノへはサンセポルクロからスーパーストラーダSS3bis線を北上し、チェゼーナからアウトストラーダA14線を東へ進み、あとはリミニからサンマリノへ向かうことになります。
 SS3bis線に乗ってしばらく走ると給油サインが出ました。時間は12時過ぎ。車のついでに人間も食事にしました。
 昼食はサンドイッチで簡単にすませ、すぐに再出発。道はA1線以上にかなり悪い状態になっていました。アスファルトがめくれたところを適当に修理している感じで、そこを130キロから160キロぐらいで突っ走るのですからかなり狂った状況です。中には砂利道かと思うぐらい路面のあれたところもあったりします。補修工事もあちこちでやっていて高速道路のはずなのに行き違いの信号があったりします。
 途中、長い下り坂で大型トレーラーを追い抜いたのですが、追い抜く瞬間にトレーラー側の車線に大きな水たまりがあり、跳ね上げる水しぶきがまともにかかって全く前が見えなくなってしまいました。追い越しなのでかなりスピード超過をしていた上に急カーブだったので、いきなり前が見えなくなったのは本当に驚いてしまいました。こういった恐怖体験は日本ではできませんが、日本の高速道路はよく整備されているんだなあと、改めて感心させられました。
 チェゼーナからのアウトストラーダA14線は、打って変わって非常に整備された良い道になりました。3車線で160キロで走っても全然怖くありません。そんな速度で走るものですから、あっという間にリミニに到着してしまいました。
 リミニ南で降りなければならないところを間違ってリミニ北で降りてしまいました。別にそれほど遠いわけでもないのでそのままサンマリノを目指すします。道は地方の田舎道ですがアペニン山脈の山道に比べれば快適なものです。問題はロータリーごとにサンマリノ方面の表示があったりなかったりするところです。この適当さはイタリア的なのかもしれません。結局ヤマカンで走るしかなかったのですが、それほど間違えもせずすんなりサンマリノに到着しました。
 サンマリノ共和国の首都は山の上に張り付いたようにある町で、下から見ると雲に完全に覆われています。雪もかなり残っているようで季節は良いとは言いがたいのですが、これはこれで良い感じです。

雪のサンマリノ町並み
(サンマリノの街並み)

 城壁脇の駐車場に24時間チケットを買って止めて、宿を探しに町に入ります。依然来たのはかなり前で、しかも夏の良い季節だったのですが、記憶が結構よみがえってきます。ただほとんど宿が閉まっていてここもオフシーズンの影響が大きいみたいです。結局ロープウェイ脇の営業中のホテルを見つけたので今日の宿としました。朝食込みで47ユーロ。よく考えると駐車場の全く反対側の宿になってしまいました。
 車から荷物を持ってくる前に城塞に登ってみることにしました。前回訪れたとき、城塞からの眺めはすばらしかったのですが、雲だらけの今回はどうなのか不安でした。しかし雲海の上に城塞が浮かんだ光景は幻想的でとても素晴らしいものでした。

サンマリノの雲海
(雲海たなびくサンマリノ)

 この城塞が、2つの砦と1つの塔にわかれて建てられているというのは記憶にありませんでした。一番離れた塔は前回は行かなかったような気がします。せっかくなので塔までいってから駐車場に行こうと思います。

サンマリノの鳥1
(途中で見かけた鳥)

途中で鳥が水浴びをしているのを見かけました。

サンマリノの鳥水浴び中
(水浴び中)

 この寒空に行水とは野生の生き物は頑丈なものです。
 一番離れた塔に着いたのですが、なぜか入り口が全くありません。

一番離れた塔
(入り口の無い塔)

 おそらく外壁を登って上から入るのでしょうが、不思議な光景です。
 城塞から駐車場に行って荷物を持ち出します。何でこんなに重いのでしょうか。ホテルまでの坂道や段差がかなりあるので、疲れ切ってしまいました。
 日暮れ時まで休憩して、夕景を見にもう一度町に出ました。下界にたなびく雲海が幻想的な光景を作り出しています。

サンマリノの夜景1
(サンマリノの夜景)

 そろそろおなかもすいてきたので夕食のためのレストランを探しますが、どこも閉まっています。昼間はそこそこ観光客を見かけた気がするのですが、夕方には帰って行ってしまうみたいです。結局城門脇のカフェでスピードメニューのキノコのタリアテッレを注文します。ここまでくればうまいもまずいもありません。
 夕食も手っ取り早く済ませて宿に戻る途中、崖の上から下の町をのぞいてみました。

サンマリノの夜景2
(霧の中の町)

 立ち込めた霧に、照明が乱反射して燃えているような幻想的な光景が拡がっていました。おそらく私が今まで見た夜景の中でもトップクラスの素晴らしさだったと思います。これを見られただけでもこの町に来たかいがあったと思える、サンマリノ再訪でした。
(12日目終了)


より大きな地図で オルヴィエートからサンマリノへ を表示
 オルヴィエートからサンマリノまでのGPSログデータです。

(2011-07-24)
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