裸忍者の旅日記

通勤用に買い求めたバイクに魅せられて半年。よたよたしながらものんびり気ままに走っています。

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ヨーロッパドライブ~第16章 変態シュヴァルの夢見た世界~

16日目(曇りのち晴れ)

理想宮の牛?
(理想宮の牛?)

 車なので列車の時間を気にする必要がないせいか、毎朝7時に起きて8時に朝食、9時過ぎ出発と規則正しい生活が続いています。その割には何となくぐうたら感が漂っているのはただの気のせいだと思いたいです。
 理想宮の開園時間は9時半なので、適当に時間をみはからってから出発します。残念ながら一部工事中なので完全な姿を拝むことができませんでしたが、長い間憧れていた理想宮です。

理想宮全景1
(理想宮全景)

 変態シュヴァルの理想宮。規模的には家一軒ぐらいでしょうか。全体に変質的なぐらいに装飾がちりばめられています。色彩は全くないし芸術的センスも全くないように思えますが、ここまで極めれば確かに注目を集めて当然でしょう。
 理想宮いろいろなモチーフが造形されています。まず動物シリーズ。たぶんこれはヒヒか猿のようなものでしょうょう。

理想宮の謎の動物3
(ヒヒか猿?)

 これはヤギか羊でしょうか。

理想宮の謎の動物2
(ヤギか羊?)

 ここまで来ると何か判りません。

理想宮の謎の動物1
(謎の生物)

 次に建物シリーズ。中世の城のようなもの。

理想宮塔
(中世の城?)
 
 イスラム風モスクらしきもの。

理想宮のモスク
(モスクっぽいもの)

 人物の造形もいくつか見られます。一番目立つ3人の巨人像。

理想宮3人の巨人
(3人の巨人像)

 屋根づたいに行列のようなわけのわからないものもあります。

理想宮の行列
(もはや何かわかりません)

 中は半地下のような内部が少し形作られており、当然変質的な造形で埋め尽くされています。

理想宮の内部
(理想宮内部)

 他にもたくさんの造形を見つけることができますがきりがないのでこれぐらいにしておきます。
 わざわざオートリーブに泊まって朝から覗きにくる観光客はさすがに私ぐらいしかいませんでした。長年のあこがれの理想宮ではありますが、規模的に何時間も滞在できそうにありません。適当に切り上げた後、オートリーブを離れることにしました。
 オートリーブを離れる前にシュヴァルの墓も訪れることにしました。なんでも、元々シュヴァルは自分の墓として理想宮を造ったそうなのですが、埋葬が認められず仕方なく村の墓地に小さな理想宮を新たに造ったそうです。

シュヴァルの墓
(シュヴァルの墓)

 まさに徹底してこの造形を貫いています。変態ここに極まれり。十分堪能したので気持ちよくオートリーブを離れることができます。
 今日の目的地はペルージュというリヨンの北にある村です。昨晩ガイドブックを見ながら思いつきました。中世のたたずまいが残る村らしいです。オートルートA7線に乗ってリヨンまで行き、リヨンの外周を回ってA42線を北東に進んだらすぐにたどり着けそうです。
 道の案内に従って進むしかないのですが、オートリーブを出てすぐに道案内からリヨン方面が消えてしまいました。あるのはパリ、ディジョン方面の表示のみです。同じく北だからいいだろうとそのまま進んでいたのですが、昨日来た道を逆に進んでいることに気づきました。後から考えればそのまま行って昨日の高速に乗っても良かったのかもしれません。ですが間違った気がしたので逆に戻りヴィエンヌ方面にひたすら進むことにしました。このあたりは道はそれほど広くはないがかなりまだらかな地形が続いています。ペリゴールやプロヴァンスのかなり険しかったの道とは対照的です。
 結局ヴィエンヌまで行って高速に乗りました。マルセイユとリヨンを結ぶ幹線道路なのでかなりの交通量です。このまままっすぐ行ってしまうとリヨンの町中につっこんでしまうことになりそうです。かといってパリ方面を目指すと混雑に巻き込まれて行き先がわからなくなりそうです、地図で確認する限りは空港脇のA432線を抜けるのが一番早そうです。
 細かくジャンクションで線を乗り継がなければなりませんでしたが、道が空いていたせいもあってぺルージュ近くのインターチェンジまでは間違わずに到着することができました。ですが高速出口で間違えてフランス版ETCのレーンに入ってしまう(dの表示があります)。後続車もなかったのでいったんバックして改めて現金支払いのレーンに入り事なきをえました。
 一般道に出てからペルージュまではほぼ道なりに行けばいいだけなので、迷うことなく村の中に入ることができました。

ぺルージュ全景
(ぺルージュ全景)

 ですが、村の規模が小さすぎて駐車場を探している間に反対側に通り抜けてしまいました。バックしようにも一方通行なのでもう一度外側を周って外周をまわって村の入り口に戻らなければなりませんでした。
 結局村の手前にしか駐車場がないことがわかりそこに車を止めて、歩いて村の中に入りました。ただ今の時刻は12時半。観光案内所が村の入り口にあったのですが、2時まで休憩中だそうです。
 仕方ないのでそのまま村に入ります。なんでもペルージュは20世紀初頭にはほぼ廃墟同然になっていたそうなので、近代の開発の影響がなく、昔の面影が残っているみたいです。

ぺルージュの街並み
(ぺルージュの街並み)

 今は人も戻っていて中世の面影を観光資源としているみたいですが、いまでもかなり荒廃感が漂っていました。一度廃村になったものを復活させるのはなかなか難しいのでしょう。

ぺルージュの街並み2
(廃墟もちらほら)

 村は3分ほどで1周できてしまいました。今までの最短記録です。確かに中世の面影が残っていはいるのですが、生きている感じがしません。

ぺルージュの花壇
(ぺルージュの花壇)

 あまり魅力を感じることができなかったので、一泊するほどでもないとの結論に達しました。そんなわけで昼食を済ませてから次の町に行くことにします。
 村の中のレストランが2軒ほどあったのですが、一軒は一食採るのに100ユーロぐらい払わなければならないみたいなので、もう一つの安い店にします。コースメニューを注文しました。前菜を肝臓の煮込み。

肝臓の煮込み
(肝臓の煮込み)

 主菜をカエルのニンニクバターソテー。

カエルのソテー
(カエルのソテー)

 なかなかヘビーな料理でしたが十分楽しめる良い食事ができました。

ぺルージュの猫
(食後に町で見かけた猫)

 食事を終えて3時頃出発します。行き先はソミュールアンオーソワ。ディジョンの北にある小さな町で、ここも古い城塞が残されているらしいです。昼食中、料理が出るのを待つ間に決めました。基本的にはリヨンまで行ってオートルートA6線をひたすら北上するだけです。ただしディジョン直前でパリ方面のルートに入らないといけないのが注視点です。
 リヨンから先はパリに向かうルートなので交通量は多いですが、フランスにおける大動脈である以上道の状態はかなり良いです。道を間違えないようにディジョンへの分岐の手前で道の確認をかねて給油に立ち寄りました。まだソミュールアンオーソワまでは100キロぐらいの距離がります。
 ディジョンへの分岐を通過するとなぜか道が空いてきました。パリ方面なので混雑して当然だろうと思っていたのですが、交通量はかなり少なくなっています。どうもこのあたりは起伏が激しく走りにくいので避けられているみたいです。
 ソミュールアンオーソワ出口の手前で、アレシアの看板が目に飛び込んできました。アレシアとはカエサルのガリア戦記に出てくる古戦場でガリアのリーダー、ヴェルキンジェトリクスとカエサルとの最終決戦の場です。たまたま昨夜、アレシアがどこにあるのか地図で探していて見つけられなかったのですが、まさか今日の目的地のソミュールの近くにあるとは思ってもみませんでした。ソミュールで訪ねてみるのもいいかもしれません。
 インターチェンジを降りてからソミュールまでは10分ほどで到着しました。6時前に町の中に入ることができました。町の中心部に向かってくる間を走らせていると右手にホテルの看板を発見。ほぼ町の中心っぽいのでここに宿を決めました。
 日没前後をねらって町に繰り出しました。といって日暮れ前後の街並みを眺めての散歩ぐらいしかできません。

ソミュールの橋
(夕暮れのソミュール)

 今回の旅行では夕方か朝方に町を歩いて、昼間はひたすら車で移動を繰り返しているパターンがほとんどです。目的と手段が逆転しているようです。
 橋の向こうから古い町並みを眺めてから宿に戻りました。

ソミュールの橋2
(ほとんど夜になっていました)

 ホテルの隣の簡単なレストランに夕食のため入ります。メニューをみるとそこにはエスカルゴの文字が。そうだここはブルゴーニュなんだといまさらながらに気が付きました。そんなわけで夕食はエスカルゴ12個とステーキのエポワスソースに決定。

ソミュールのエスカルゴ
(エスカルゴ1ダース)

ステーキのエポワスソース
(ステーキのエポワスソース)

 ピザの宅配もやっているような店なので、内容はまあそこそこでしたが。
 ホテルに戻って明日に備えることにします。部屋は道に面していてある程度騒がしいことが予想されますが、夜中はこんな田舎町、ほとんど車も通らないでしょう。
(16日目終了)


より大きな地図で オートリーブからソミュールオーソワへ を表示
オートリーブからソミュールオーソワまでのGPSログデータです。

(2011-08-21)
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